比表面積測定装置BELSORP-MR1　～BET1点法で粒子の比表面積を迅速測定～
粒子表面の大きさを評価する手法として、N2分子を用いたガス吸着法（77K)によるBET比表面積評価があります。ナノ粒子は凝集力が強く、分散化が困難なため、動的光散乱法（DLS）での粒子径評価は、ナノ分散した1次粒子径を測定しているとは言えません。一方、ガス吸着法によるBET比表面積評価は、N2分子を用いるため、分散状態と凝集状態の比表面積は同等となります。通常、BET多点法と1点法がありますが、品質管理向けには迅速評価が可能な、流動法の原理を用いたBET1点法が多く用いられております。

真密度測定装置BELPycno　～ガス置換法で液体に濡らさず高精度に～
水やエタノール等の置換液を使用するアルキメデス法では、表面の塗れ性の違いによる気泡の除去や、溶解の影響、温度の安定性の確保等、真密度を正確に測定するために多くの手間や時間を要しておりました。これに対し、He等の置換ガスを使用した自動真密度測定装置はこのような問題を解決し、どなたでも簡単に素早く高精度な測定が可能です。また試料室の蓋にはグリースレスワンタッチ機構やタッチパネルの採用により操作性が大幅に向上しました。

新製品　スプレー粒子径分布測定装置Aerotrac ～噴霧の、その一瞬を逃がさず測定～
噴霧粒子の粒子径は噴霧圧力、噴霧位置、噴霧時間など、様々な状態で変化します。通常の粒子径分布測定装置では装置の構造から、噴霧した粒子を測定することが困難ですが、オープンベンチ構造を採用したAerotracⅡでは、レーザ発光部と受光部の空間へ噴霧させて測定することができます。測定間隔0.2msという高速測定により、噴霧時の時間経過測定など、これまで見えていなかった噴霧粒子の粒子径特性を評価することができます。ブースではスプレーの液滴測定を随時体験いただけます。